笹尾山砲台跡(後編)
少し様子を見ようと近づいた時、中に空間があることに気づいた。
お...?
おおぉ!!??
思わず声が出た。
どうやらそいつは最初から出迎えてくれていたらしい。
奥には別のサイト様で拝見した井戸も。情報通りだ。
ただ...どうやってもこの蔦に絡まれることなく降りるのは難しそうだ...。
怖い...。
とりあえず、階段入り口に立とうとするも、足を滑らしてカメラを壁にぶつける始末。
だって怖いもん。一人だし。
でも、ここで帰るのはもったいない...。行くしか...。
決心した。
!!!!
多分すごい顔しながら降りてたと思う。体を屈めながらスルスルと降りた。
...
思っていたよりも明るい。上を見上げると木漏れ日が差していた。
下はフラッシュ撮影。パイプが見える。
目の前にはあの井戸が。
パイプが繋がれている。すぐ隣の畑に水を引いているみたいだった。
言い忘れていたが、ぬかるみの隣あたりに畑があり、それを囲むようにバリケードも設置されていたが、今も耕されているのかはわからなかった。
民家も一軒あるという話だったが、家らしきものは見つからなかった。ただ、開けた小山のような空間は広がっていた。
見つからなかった第一號から第三號までの倉庫は、そこにあったのかもしれない。
後ろを振り返ると、帰るのが名残惜しくなった。
今回挑戦したルートは、笹尾砲台跡の石碑を見ることができないルートで、ちょっと面倒くさいルートだったのかもしれない。準備不足(服装、時間帯、事前調査)だったけど、やっぱり、戦争遺跡というものは、なんとも言えない緊張感があり、それがまたいい。
あの時代に想いを馳せる、貴重な時間を過ごすことができた。
一発目の記事はこんな感じ。父さんからもらったフィルムカメラを試してみたので、ここに載せた写真はフィルムとデジカメが混ざってます。わかりるかな?
写真も文章もぼちぼち上達していったらいいなぁ...(願望)
よかったらお付き合いください!笑
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